本社がある米沢市は山形県南部の置賜地方に位置し、戦国時代には伊達家によって治められ伊達政宗を、上杉謙信を藩祖とする米沢藩からは上杉鷹山や直江兼続などの有名な武将・智将を輩出したところでもあります。
また、吾妻山系に囲まれた置賜盆地の気候は、夏は盆地特有の蒸し暑さと冬は豪雪による極寒を古のころから繰り返してまいりました。しかしながら春になれば、冬に山々へ降り積もった雪たちが、とっても清らかな「雪解け水」となり盆地の中に注ぎ込まれ、そこから最上川が始まります。そしてその豊かな水と独特の気候が、米の生産や日本三大和牛である「米沢牛」の飼育に最適な土壌をもたらしてくれるのです。
日本三大和牛として知られる「米沢牛」は、置賜地域における3市5町でのみ生産され、生産者がわが子のように丹精込めて飼育しています。生後32月齢まで長期肥育された雌の未経産牛には上質な旨みが備わり、さらに寒暖の差が激しい環境を繰り返し経験したことで、触ったときの体温でも溶け出すような甘く柔らかい脂質も兼ね備えます。厳格な基準を設けることで、上質な「米沢牛」をお届けできる傍ら、その厳しさゆえ生産頭数も限られてしまう希少価値の高い牛肉として全国に知られています。
米沢牛卸 肉の上杉は素晴らしい「米沢牛」を皆様に気軽に味わっていただくために、一般的に流通している「牛部分肉取引規格」での販売のみならず、ブロック販売、小分けカット販売などの小ロットでの販売、スライス加工やご指定のサイズへのカット、さらにはコロッケやメンチカツへの加工など、お客様の様々なニーズにお応えいたします。